暖かい日が続いています。農家の方もこの陽気のうちにと田植え作業を急ピッチで進めているようです。今では当たり前になった田植え機ですが、その昔は人間が手作業で苗を植えていたんです。昔は乱雑植えから始まってやがて苗をきれいに揃えて植える正条植えへと変化していきました。この正条植えをすることによって風通しが良くなり日光もムラなく当たる事から収量が増えるようになっていったんだそうです。機械の無い時代には正条植えをするのに縄を張ったり型枠を転がしたりして目印を付け、そこへ早乙女(さおとめ)と呼ばれる苗を植える女性が手作業で植えていました。私が子供のころ女性親方の○○組なんて言う名前で他の農家の田植えを請け負う田植え部隊がたくさんいたのを覚えています。今では考えられないほど農作業に手間暇が掛かっていたんですね。現在は田植え機も条数の少ない歩行型から条数の多い乗用型、更に大型の機械も出てきています。しばらくは農家の方も忙しいですね。
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