空知管内奈井江町でインド産アーバングレーの洋型墓石を建立致しましたのでご紹介します。奈井江町は空知のやや中心に位置する町で道産米やトマトが特産品として有名な町です。旭川からは高速道路で1時間ほどで北海道内全域でお墓のお仕事をさせて頂いている弊社としては割と近い町です。この先の札幌圏や道南まで墓石工事にお邪魔させて頂いております。地元にも石材店はありますが今回の施主様にはWEBサイトで弊社を見つけて頂き、見積もりの依頼を頂きました。見積もり段階で既にお墓の概要が決まっており丘カロート型の納骨室に洋型竿石のみで花立等は一切不要、重要なのは如何に耐震性、対候性に優れ納骨室に水が入らないようにするか、墓石の上に水が溜まらないようにするかが最重要ポイントでした。石種も吸水率0.056%のインド産アーバングレーと決まっており彫刻文字にもいずれ剥げるので着色は避けたいとのご要望です。正面のお名前には水が溜まらない様うっすらとブラストを当てただけの仕上げとし後面に漢字で深く彫刻を入れてあります。手前の骨蓋は2重構造になっており雨水が直接入り込まないようになっています。更に納骨室は結露で水が発生しても周囲の1段低くした水路を通って外に排水されるようにしてあります。各パーツにはそれぞれ水が溜まらない様に緩やかな勾配を付けました。骨蓋を墓誌として彫刻しましたがここだけは協議の結果見やすさを優先させて黒墨を着色しました。内部はアンカーをL字アングルで8か所留め更に耐震ボンドで接着という強固な仕様です。いいお仕事をさせて頂きました、ありがとうございます。
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