バラ1輪のお墓

今シーズンの墓石工事も残すところあと少々、観音霊苑規格墓所5㎡で洋型墓石を建立致しましたのでご紹介します。グレーの石材と白の石材のツートンカラーの墓石には施主様こだわりの彫刻を施しています。今回のお墓は寿陵墓（生前建てるお墓）です。宗教的な彫刻をされることは元から望んでおられなかったのですが花を彫刻したい、ワイングラスも彫刻したいというご希望でした。当初のご提案から4、5回彫刻の全体像が変更になっていき最終的にこの形になりました。バラの花はブーケ、花束のイメージから最終的にはバラ1輪を大きく入れる事にし全長や傾き角度を何度も修正して一番しっくりくる大きさ角度に決めました。ワイングラスはグラスだけだと分かりずらいのでワインのボトルも一緒に彫刻し、竿石に入れずに腰石に入れています。反対側には趣味の旅行をイメージさせるスーツケースを大小2つ並べ、家紋は彫りたいがこのデザインには合わないという事で竿石の裏側に建立者名と共に彫刻しています。彫刻打合せの途中では家名も入れないという事で竿石はバラ1輪のみでしたが最終的にはお名前も入れる事にしました。サクラ、ユリ、アサガオ、カーネーション、サギソウ、キキョウ、フクジュソウ、今シーズン色々なお花を彫刻しましたがこのバラ1輪が一番インパクトが大きく施主様も遠くから車内からでも見えると驚いておられました。